手足口病・ヘルパンギーナ

手足口病とヘルパンギーナは、どちらも主にコクサッキーウイルスなどによって起こる感染症です。乳幼児を中心に夏に流行することが多く、「夏かぜ」の一種とされています。

手足口病では、口の中、手のひら、足の裏や足の甲などに、小さな赤い発疹や水ぶくれができます。肘、膝、おしりの周囲などにも発疹が出ることがあります。発熱を伴うことも多いですが、発疹だけが出る場合もあります。喉の水ぶくれが潰れて口内炎になると、痛みのため食事や水分をとりにくくなることがあります。
ヘルパンギーナは発熱に加え、のどの奥に小さな水ぶくれや口内炎ができます。こちらものどの痛みが強いため、食事や飲み物を嫌がったり、よだれが増えたりすることがあります。
最初にヘルパンギーナと診断された後、手足にポツポツが出て手足口病になるパターンもよくあります。

いずれも数日程度で自然に改善することが多い病気です。ただし、口の痛みによって水分をとれず、脱水になることがあります。

基本的には対症療法になります。熱やのどの痛みが強い場合には、積極的に解熱鎮痛薬を使用します。熱いもの、酸っぱいもの、塩辛いものは避けましょう。食事は無理に食べなくてよいですが、水分がとれない場合には脱水の危険があるため、少量ずつこまめに飲ませてください。解熱鎮痛薬を飲むのもしんどい場合は座薬が有効です。座薬を使用してから30分~1時間後くらいに水分取れないか試みましょう。

手足のポツポツが痒がっている場合は、冷やしたり、抗ヒスタミン薬を飲んで痒みを抑えることをします。

いつまで人に移す危険がありますか?

ウイルス自体は発症から1週間くらいまでは感染力が高いと考えておいたほうが良いでしょう。専門的な検査では数週間にわたって便などから検出されますが、ウイルス量は減るので、現実的には1週間程度、不必要な接触を避ける対応で良いでしょう。

登園はいつからしてもよいですか?

インフルエンザのように出席停止があるウイルスではありません。一般的には熱がまる1日なく、全身状態がよければ登園可能で、発疹や口内炎が完全に消えるまで休む必要はありません。ただし、園や学校独自の決まりがある場合は、そちらに従ってください。

大人も移りますか?

大人がかかることは少ないですが、発症すると喉に加え、手足の発疹が痛いことが知られています。飛沫感染、接触感染で移るので、予防には手洗い・うがいが有効です。