鼻水・鼻詰まり
鼻水・鼻詰まりの原因
鼻水の原因は、風邪にともなうものが多いものの、長期にわたる場合は以下のような他の病気も考える必要があります。
副鼻腔炎
副鼻腔という鼻とつながった頭蓋骨のお部屋が炎症を起こす病気です。風邪のあとに鼻汁が長引く急性副鼻腔炎や、12週間以上続く慢性副鼻腔炎とに分かれます。乳幼児期ではまれですが、年齢が上がるにつれて増えてきます。レントゲン検査や頭部CT検査などで診断されます(当院ではレントゲン検査が実施可能です)。
アデノイド肥大
アデノイドは鼻の奥にあるリンパ組織で、これが年々大きくなるお子さんがいます。幼児や学童で口呼吸やいびきがずっと続いている場合は、耳鼻科で鼻カメラなどで診断されることがあり、点鼻ステロイドや手術で治療します。
アレルギー性鼻炎(花粉症、ダニアレルギー、イヌ・ネコアレルギーなど)
花粉の時期だけ鼻汁・くしゃみ・鼻詰まりがでたり、1年中鼻水が出てて埃っぽいところや台風の季節に悪化したりする場合は、アレルギー性鼻炎が疑わしいです。詳しくは「アレルギー性鼻炎」のページをご覧ください。
鼻水・鼻詰まりの薬
風邪
風邪による鼻水ではカルボシステイン、アンブロキソールなどの痰切りがよく使われます。これらを飲んでても症状が辛いお子さんでは、症状に合わせて小青竜湯や葛根湯加川芎辛夷などの漢方を処方することもあります。
副鼻腔炎
急性副鼻腔炎は、長引いてくる場合は細菌性の可能性を考慮して抗生剤の内服をすることがあります。慢性副鼻腔炎では、初期はカルボシステインと点鼻ステロイドを数カ月続ける治療を行います。
ご家庭でのケア
加湿
加湿器を炊いて湿度50-60%は維持しましょう。湿度が上がりづらい場合は濡れたタオルを干すことも効果的です。
また、大きいお子さんでは寝る時にマスクを着用すると良いでしょう。温かい水分を取るのも手です。
鼻うがい・ベビーミスト
副鼻腔炎だけでなく、風邪やアレルギー性鼻炎にも有効です。
鼻うがいは2歳以上のお子さんで実施できます(鼻うがいについては詳しくはこちら)。鼻うがいが出来ない子は、ベビーミストなどの生理食塩水のスプレーも、鼻かみ、鼻吸引の前にしておくと効果的です。
受診の目安
以下のような場合は受診をご検討ください。
・鼻症状が2週間以上続く
・鼻水、鼻づまりが強くて眠れない
