RSウイルス・ヒトメタニューモウイルス
RSウイルス、ヒトメタニューモウイルスの特徴
RSウイルス、ヒトメタニューモウイルスはともに乳幼児で呼吸器感染症を起こすウイルスで似た特徴を持っています。
症状は、軽症なら咳、鼻水、熱だけですが、重症化すると気管支炎や肺炎を起こすこともあり、ヒューヒュー、ゼーゼーといった喘鳴や呼吸困難を起こすこともあります。気管支炎を起こすと、その後も喘息のように風邪を引くたびに喘鳴を起こすようになることもあります。特に乳児は気管支炎になりやすく、稀に低月齢時では無呼吸発作を起こすこともあるので注意が必要です。
RSウイルスは冬に流行しやすいと言われていますが、近年は夏などに流行ることもあるので一概には言えません。
RSウイルス、ヒトメタニューモウイルスの治療
基本的には対症療法になります。普通の風邪っぽい症状だけであれば、去痰薬や鼻吸引など、通常の風邪と同じ対応になります。
気管支炎や肺炎では、呼吸が苦しそうであれば入院して酸素療法などで呼吸サポートをすることもあります。軽症であれば自宅で経過観察できることもあります。また、抗生剤は通常必要ありませんが、二次性の細菌性肺炎などが疑われる場合は、抗生剤を使うこともあります。
よくあるご質問
これらのウイルスはどれくらいの間感染力を持ちますか?
RSウイルスが抗原検査で検出される期間は最大3~8日程度という報告があります。症状にもよりますが、1週間程度は人にうつすリスクがあると考えていただくのが良いでしょう。
登園はいつからしてもよいですか?
インフルエンザのように出席停止があるウイルスではありません。一般的には熱がまる1日なく、全身状態がよく、日中の咳がある程度おさまっていれば登園可能です。
どうやって診断しますか?
一般的には抗原検査で検出されたら診断となります。一方、インフルエンザのように治療があるわけでもなく、出席停止などがある病気ではないので、疑わしい場合でも必ずしも検査は必要ありません。
園や学校はいつから行ってよいですか?
学校保健安全法で、発熱後まる5日、かつ解熱後まる2日(幼児はまる3日)は出席停止となります。
繰り返しかかることはありますか?
一般的な風邪のウイルスなので、何度もかかることはあります。ただ、体が大きくなってくるにつれ重症化はしづらいので、乳幼児期に大変な思いをしてても、次かかったときに重症になりやすいというわけではありません。
